祭りを盛り上げたい
紀北町相賀の相賀神社八幡祭りが11日に行われる。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でなくなっていた道中踊りが6年ぶりに復活し、子どもや婦人会ら約70人による海山音頭でまちを活気づかせる。
旧相賀村の相賀区と渡利区による相賀神社の例祭で、関船の八幡丸の巡行、道中踊り、板の上の式、弓の儀を行っていたが、コロナ禍の影響で縮小を余儀なくされてきた。
一昨年から関船の巡行が復活し、今年から手踊りの再開を目指し、打診を受けた町婦人会が海山音頭を踊ることを決め、地元の相賀小学校の児童に参加を呼び掛けた。
婦人会による2日間の練習会が8日から相賀の学習センターで始まり、初日は約30人の子どもたちが踊りを教わっていた。海山音頭を初めて踊るという子も多く、最初はぎこちなかったが、見よう見まねで振り付けを覚え、しっかりと踊れるようになっていった。
明豆一輝君(相賀小5)は「海山音頭は踊ったことがなくて、それでも踊れると楽しい。本番はちゃんと踊れるか、ちょっと緊張している」と話した。
当日は全員法被を着て、うちわを手に踊る。婦人会の𦚰由美会長は「子どもたちが多く参加してくれてうれしい。子どもたちが海山音頭を踊れるようになる良い機会にもなり、祭りが盛り上がってくれれば」と語った。
午前11時ごろ、海山総合支所付近で関船と合流する形で道中踊りが始まり、相賀コミュニティセンターで昼休憩をとってから相賀神社を目指す。相賀神社で午後2時から餅2俵がまかれる予定。
中学生が大役へ稽古
引本神社で御祖祭り
紀北町引本浦の引本神社でも11日に「御祖(みおや)祭り」が行われる。弓取りの神事に向けて地元の中学生2人が稽古に励み、8日の通し練習で仕上げて本番に備えた。
同地区の開祖といわれる浜田隼人、奥村式部をしのび敬う行事。弓取り神事では烏帽子に直垂(ひたたれ)という武家装束で、約16メートル離れた場所にある直径90センチの的を狙って計12本の矢を放つ。
弓取りの神事に取り組むのは、田中康斗さん(潮南中3)と濵田透亜さん(潮南中2)で、2人とも初めて。昨年末から稽古を始め、尾鷲高弓道部でも指導を受け、年が明けて2日から稽古を再開。8日の通し練習では衣装を着て所作を確認し、的を射抜いていた。
田中さんは「弓は初めてだったが思った以上に楽しく、特に当たった時は楽しい。本番では真ん中に当てたい」、濵田さんは「所作を覚えるのが難しいが、しっかりと役目を果たしたい。本番ではしっかり当てたい」と意気込みを語っている。
御祖祭りは10日の午後8時から宵宮があり、11日は午前7時30分から神事が行われる。弓取りの神事は9時45分から始まり、神事を終えた後、境内で1.5俵の餅がまかれる。
長島神社 弓の祷
船だんじりは12日
紀北町長島の長島神社では11日に弓の祷、12日に同神社例祭「船だんじり」が行われ、漁業のまちで大漁と海上安全が祈願される。
船だんじりでは、カツオ船に見立てた山車(だし)が午後2時30分ごろ長島の魚市場を出発し、福飴(ふくあめ)をまきながら長島神社を目指す。長島自治会による道中手踊りもあり、長島のまちがにぎわう。
