未来へ話し合う
自身の性格について「あまり怒ることはなく、引きずらない」「怒っていても次に進まない。怒らず叱ること、感情的にならずに未来に向けて話し合うことが大切」と語る。
話し合いに重きを置く原点は、大学卒業後に帰郷して家業を継いだこと。「スナックでの仕事柄、人の話を聞く機会が多く、自分の意見がなかなか言い難く、もどかしいことが多かった」と議論ができる場へと政治の世界に飛び込んだ。「町長として決して順調ではなかったが、自分の考えをしっかりと説明し、公約はほぼ実現できた」と政治家としての半生を振り返る。
1年ほど前はヘルニアに悩まされていて、「表には出さないが、壇上に上がるのも必死だった。なおさら健康の大切さが分かった」と振り返る。現在は回復し、町長以外にも県の町村会や協会の役員の仕事も増え、休日も役場に出向いて仕事する。「どうしても書類仕事などが残ってしまうが、役場に向かう間にスイッチが入り、仕事もはかどる。仕事はあっても、休日は朝目覚ましに起こされないのが幸せ」と笑顔をこぼす。
家では仕事せず、撮りためた洋画のアクションや刑事ドラマを見る。「感動的な作品はどうしても泣いてしまう」。酒は1日350ミリリットルの缶ビール2本で控えているが、宴会や食事会だとつい酒が進む。
