日本付近は25日(日)ごろにかけて強い冬型の気圧配置となり、上空5000メートル付近でマイナス40度以下の強烈な寒気が流れ込み、雪雲の発達しやすい状態が続く。今回の寒波の特徴は、日本海側だけでなく、普段雪が少ない太平洋側でも雪となるところがあり、影響が長く続く恐れもある。紀伊半島南部でも水道管の凍結や路面状態への注意が必要。
気象庁と国土交通省が19日に行った緊急会見によると、北日本から西日本の日本海側を中心に山地・平地ともに大雪が5日以上続き、総降雪量がかなり多くなる予報。やむを得ず車を運転する場合は、冬用タイヤの装着、スコップなどの冬用装備の携行、道路の通行止めの確認や通行ルートの見直しなど、ドライバーへの協力を呼び掛けている。
和歌山地方気象台によると、22日(木)の県南部は最低気温2度、最高気温5度の予報。県内の週間予報では、26日(月)にかけて、最低気温が1~2度、最高気温が1桁の予報が続いている。標高の高い地域などでは道路が凍結するほどの気温になる可能性もある。
冬型の気圧配置とは、日本の西側に高気圧、東側に低気圧がある「西高東低」の気圧配置。風は気圧が高いところから低いところへ向かって吹くため、シベリア大陸からの冷たく乾いた空気が日本海上で湿った空気に変わり、日本列島にやってきて不安定な気候を引き起こす。
凍結の事前対策を 水道事業所が呼び掛け
気象庁は今週末にかけて、各地で「今季最強、最長」級の寒波が到来し、各地で大雪となる可能性があると発表した。新宮市磐盾の市水道事業所も、水道管の凍結を防ぐため、夜間に少量の水を出し続けたり、屋外の水道管にタオルを巻いたりするなどの対策を求めている。
水道事業所によると、台所の下などにある露出配管が外気に触れて凍りやすく、凍結すると水が噴き出る、水圧が著しく低下するといった状態が起こる。氷点下が「危険水域」とされ、新宮市内の23日(金)の予想最低気温はゼロ度。暖房等の使用を加味しなければ、凍結のおそれがある。昨年は水道管の凍結に関する通報はなかったが、2024年冬には空き家で漏水が確認された。
■少量の水を出し続けるのが有効
事業所は少量の水を出し続けることで、川の水と同様に凍るリスクが低下するとし、1分間に200cc(牛乳瓶1本分)程度出す対策が有用だとしている。水はバケツで受けることで生活用水に使用できる。タオルを巻くと外気に触れなくなるため、屋外に水道管がある場合は巻きつけた上からビニールを被せると保護できる。
万が一、凍ったか破裂した場合は、市が指定する給水装置工事事業者57社に連絡するよう求める。事業者のリストは市ホームページで確認できる。
藤尚久所長は「水道代を心配して水を止めがちだが、常に動いていると凍らない。凍結は市内でも起こりうるので、対策をお願いしたい」と話した。
また、道路上で水道管の破損による漏水を発見した場合は、同事業所(電話0735・22・3230)まで通報するよう呼び掛けている。
