第25回記念大会「奥熊野いだ天ウルトラマラソン」(同大会実行委員会主催)が4月20日(日)、那智勝浦町内の那智山麓で開催される。
1999年に当地で開催された「南紀熊野体験博」の関連イベントとして、「奥熊野100キロマラソン」の名称でこのウルトラマラソンはスタート。10回大会までは100人以下の大会だったが、11回で100人を超え、その後は回を重ねるごとに参加者が増え、20回の節目の大会では758人が参加した。新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年以降は中止を余儀なくされていたが、2023年に4年ぶり復活。今年は第25回の記念大会となる。
今大会には北海道から沖縄県までの29都道府県から615人がエントリー。100キロ(467人)、80キロ(23人)、65キロ(125人)の3部門で競い合う。
スタート時刻と場所は、100キロが午前5時に那智の滝、80キロが午前6時45分に井鹿近く、65キロが午前8時15分に西中野川トンネルで、それぞれゴール地点の補陀洛山寺を目指す。
この大会では、10回(相当)完走したランナーに『奥熊野韋駄天』の称号が与えられ、以降の大会では名前がかかれたゼッケンをつけて走る。現在の韋駄天は35人。
大会の運営には毎年、大勢のボランティアが参加し、選手たちの力走をサポートしている。今回のコース内にも各ポイントにエイド(休憩所)が設けられ、ドリンクなどの提供が行われる。
また、沿道では近隣住民が温かな声援を送るなど、この時季の催しとして定着しており、主催者は「今年もたくさんの声援をお願いします」と呼び掛けている。
