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不連続線「南海トラフの新想定」

 三重県が3月末に発表した南海トラフ地震の新想定。理論上最大の地震(L2地震)に注目しがちだが、過去最大クラスの地震(L1地震)の被害を減らすことを現実的な対応にしていく必要がある。過去に起こっており、今後も起こる蓋然性が高い。

 いわゆる「東海、東南海、南海地震」とか「三連動地震」と言われるタイプの地震。被害想定を見ると、いくつかのシミュレーションのうち最悪のケースでは死者数(概数)で尾鷲市で4900人(L2地震では5700人)、紀北町で8000人(同8800人)と、どちらの地震もほとんど変わらない結果となっている。L2地震では揺れによる建物倒壊などでの死者が多いが、L1地震では倒壊する建物が少ない分、津波による犠牲者が多くなる、という分析。いずれにせよ「すぐ避難」が大切。

 命が助かったとして、尾鷲市で33.3%、紀北町で43.8%の家屋が全壊・焼失してしまう。避難所や仮設住宅用地の確保を急いで行う必要がある。

(M)

      4月17日の記事

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