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栄町にもにぎわいを 住民有志が拠点づくり

「しゃべくりたたい亭」
 
 尾鷲市栄町のフェニックスホテル1階の一角を、栄町のにぎわい拠点にしようと住民有志が取り組んでいる。同所と栄町の商店街の通りを活用した企画を月1回実施するとともに、通りがかった人が立ち寄るような空間を目指したいという。

 ブティックなどが入っていたが、30年ほど空きスペースになってシャッターが下りていた。昨年、地域おこし協力隊が活用を模索したが断念。有志グループ「市民協力隊」の山本尚史さん(69)らが、あらためて建物の所有者に働き掛けるとともに市の理解も得て、商店街のにぎわいのために、と場所を借りることになった。新たなイベントを企画するための作戦会議室でもあり、住民が憩いのひとときを過ごすコミュニティースペースにもしたいという。

 名称は「しゃべくりたたい亭」。時間を忘れて話をするという意味の「しゃべくりたたく」という尾鷲弁から採った。発案者の伊藤利生さん(64)は「人が寄って、たわいのことでも話をする中でいろいろなアイデアが出て、形になっていけばいい」と、名称に込めた思いを語る。

 メンバーは8人ほど。誰かが在室の時はシャッターを開けておき、自由に出入りしてもらう。イベントの告知は、ショーウインドーにボードを置いて行うことを基本に、SNSと口コミで行う予定。11日(土)午後1時から3時まで、伴奏なしでいろいろな曲を歌う「アカペラ同好会」という企画を予定している。今後、シニアカーのデモンストレーションや、尾鷲弁の講座などを開きたいという。「お金のかからない話す、歌うところから始めていきたい」と山本さん。ミニFMのラジオ放送を行うアイデアもある。

 栄町の海側にある中井町通りでは、ぷらっつナカセンのワンデーシェフの店や馬越屋とナカセンでの「いちにちいち」などの取り組みが形になっており、「しゃべくりたたい亭」を栄町の新たな拠点にしていきたい考え。

      4月10日の記事

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