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広域災害へ対応力強化 新宮市・那智勝浦町消防指令センター

関係者集い開所祝う
 
 広域的な災害対応力の強化と行財政面の効率化を目的に整備された、新宮市・那智勝浦町消防指令センター開所式が9日、新宮市新宮の市消防本部であり、上田勝之市長や堀順一郎町長ら関係者によるテープカットで祝った。
 
 救急出動件数の増加や各自治体の消防力を超える大規模災害の発生など、近年の複雑多様化する消防需要に広域的に対応し、質の高い消防指令業務を行うとともに、経費や人員削減、応援体制の充実を図るため、共同運用は全国的に進んでいる。両市町では2024(令和6)年7月に協議会を立ち上げ、25(同7)年度に指令システムや消防救急デジタル無線を整備し、今年3月から仮運用、同4月から本運用を開始した。事業費は8億4810万円。

 内容は「119番通報」の受信、出動指令、情報伝達などの消防指令業務のみで、今回市消防本部に設置された指令センターで通報を受け、事案の内容や発生場所を確定し、新宮市や那智勝浦町が管轄する各消防署に事案に応じた隊の出動指令を出す。通報する住民側の手順に変更はない。勤務するのは、新宮市消防からセンター長含む5人、那智勝浦町消防から2人の計7人。日勤のセンター長と2人ずつの3班体制で業務にあたる。

 上田市長は式辞で「近年、救急出動件数の増加傾向に加え、各自治体の消防力を超える災害が増えつつある中、住民の安心と安全を確保するためには、隣接する消防機関にさらなる相互応援体制の連携・強化を図ることが重要で、通信指令業務の共同運用はその第一歩になると感じている」と述べ、「那智勝浦町との指令共同運用により、経費削減はさることながら、災害情報の一元化による、迅速で的確な災害対応と、大規模災害時の消防本部間の相互応援体制のさらなる強化を図ることで、当地域の住民の安心・安全に万全を期す体制が構築できるものと確信しており、非常に心強く感じている。今後も当地域の消防行政が引き続き充実したものとして、両市町が手と手を取り合えながら連携していけるようお願い申し上げたい」。

 堀町長は「消防を取り巻く環境は複雑な事態に直面している。本センターの開設は行政サービスの住民の生命と財産を守るための重要な基盤となる。最新のデジタル技術を導入した本指令システムによって、情報の集約と共有が効率化され管轄の枠を超えた適切かつ迅速な部隊運用が可能となる。本センターを中核に、両市町の消防がさらなる連携を図り、いかなる緊急事態にも揺らぐことのない消防救急体制を構築していければ」とそれぞれ語った。

 温井太郎指令センター長は「警察や医療機関など関係機関と連携し、あらゆる災害に対して迅速かつ的確に対応できるように努めていきたい」と意気込みを語った。
 

■「ライブ119」訓練も

 開所式に続き、指令システムの説明と119番通報受信訓練、さらに共同運用開始に合わせ今月から本格運用となった映像通報システム「Live(ライブ)119」接続訓練が行われた。

 これまで音声だけだった119番通報に映像情報を加えることで、言葉では伝えることが難しかった詳細な現場の状況をリアルタイムで確認できるほか、応急手当て実施のための映像を指令センターから通報者に送ることもできる。

      4月10日の記事

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