尾鷲市議会の報告会が14日から21日にかけて6会場で行われた。議会事務局によると参加した住民は合わせて63人。せっかく時間を割いて取り組むのだから、もっと活気があってもよい。
これまで取材してきたほかの市町では同様の取り組みはしておらず、尾鷲を見習って熊野市議会も始めた、と聞く。意義のある活動と思う。その上で、市長報告会とのすみ分けができていないように感じる。
一案だが、議案や一般質問について、議員が「自分はこのように考えた」ので、本会議や委員会で発言した、と話すことや、住民から議員にそれぞれの考え方を問う手法はどうか。
議員が市民の声を聞く場、市民が議員に意見を伝える場であり、現状でもよい、という声もある。ともあれ、参加者を増やす工夫は必要だろう。
今回は、いわゆる中心部での開催がなかったのは残念。人口も多いし周辺部と違う課題もある。機器が必要になるが、住民がオンラインで参加できるようにするのも手立ての一つ。一度とりくんでみてはどうか。
(M)
