野中候補は同市下田の事務所で出陣式を行い、第一声を発した。応援に駆けつけた支援者らを前に、「子育て世代であり、高齢の両親を支える介護世代、そして現役世代として、どの世代にも目が届く48歳の若い力が、まちを守り変えていく。皆さんとともに未来を作り上げていきたい」と力強い言葉で支援を訴えた。
子育て支援や医療の充実、学びの拠点づくり、災害対策の強化、財源確保など7つの政策を掲げている野中候補。特に財源に関して、「目の前の生活を守ることは当然だが、未来を見据えて、市民に負担のない地域資源を生かした財源を作る」と強調した。
また、新宮市が抱える多くの問題の大きな原因の一つが人口減少であると捉え、「待ったなしの状況。何とか衰退に歯止めを掛けなければならない。そのためには、政治家目線ではなく、このまちで暮らす市民と同じ目線のリーダーが必要。一人一人の声を聞き、それぞれの立場に寄り添うこと。しがらみのない若い力が風となり、新宮市の今と未来を作っていく」と力を込めた。
後援会の新家守司会長は「新宮市を変えるのは野中亮伸しかいない。(選挙期間中の)1週間、全身全霊で戦い抜く。一緒に新宮市を変えていこう」と陣営の士気を高めた。続いて、濱口太史県議会議員が「新宮市に必要なのはボスではなくリーダー。みんなに慕われ、行動力と熱意があり、中心となり引っ張っていくのが役割。野中くんを皆さんで新しい市長に押し上げてほしい」と激励した。
