人気アニメ「ドラえもん」の声として知られる声優の大山のぶ代さんがこのほど、90歳で亡くなった。30歳代以上にとって、ドラえもん=大山さんが幼少期の思い出。愛嬌のあるダミ声は日本中の子どもに愛された。
アニメといえば、主題歌も作品の重要な要素の1つ。1970年代のアニメブームでは、「科学忍者隊ガッチャマン」や「マジンガーZ」など、作品の世界観をそのままに、アニソン歌手がタイトルや必殺技を連呼する“タイトル叫ぶ系”が主流だった。1980年ごろになると、アニメが大人も楽しめる文化に変貌。おしゃれさを追求して、「キャッツ・アイ」や「タッチ」などタイアップによる有名歌手を起用する流れが出始めた。
現在では、アーティスト性を全面に押し出したアニソンが大多数となっている。何のアニメの曲か分からなくても、歌だけ知っていることもある。例に漏れず、「ドラえもん」も映画などで有名歌手が歌う数多くの主題歌が存在するが、私にとって1番に思い浮かぶのはやはり「あんなこといいな~」で始まるあの歌である。
【織】