尾鷲市の尾鷲中、紀北町の全4中学校は12日、体育祭を開いた。生徒が100メートル走やリレーで全力疾走し、大縄跳びやダンスやエイサー、長島節などで練習の成果を披露した。
中学校の体育祭はこれまで9月中に行われることが多かったが、熱中症対策で実施時期を2~3週間遅らせた。
■ 尾 鷲 市
尾鷲中は全校生徒298人が、大縄跳び、学年ごとのクラス対抗センバツリレー、全員リレー、3年生のタイヤ引き、ダンスに臨んだ。
開会式では各チームの団長を務める3年生が「練習の成果を発揮し、最高の姿をみせたい。支えてくれた保護者、地域の方、先生、仲間への感謝の気持ちを胸に、今できることを一人一人が全力でやりきる」などと宣誓。「みんなで最高の体育祭にしましょう」と呼び掛けた。
中学校最後の体育祭となる3年生は特別に学年種目「タイヤ引き」があり、2人一組で大型トラックのタイヤを引っ張り合った。アンカーの時にはチーム全員が選手のそばに駆け寄り、大きな声援を送っていた。
■ 紀 北 町
紀北町は、赤羽小との合同運動会の赤羽中を含め、潮南、三船、紀北の4中学校で一斉に体育祭を行い、子どもたちがグラウンドで躍動した。
紀北中は障害物競走、大縄跳び、部活動対抗リレー、綱引きなどの後、同校伝統のエイサーを学年別に披露。最終学年の3年生は「昼休みや放課後も一生懸命練習してきた。力強く心を揺さぶる最高のパフォーマンスを見せたい」と呼びかけた後、『ミルクムナリ』『島人ぬ宝』を見事に踊った。
潮南中は全校生徒82人が100メートル走、借り物競走、タイヤ引き競走で競った後、1年生が『ココロオドル』、2年生が『ロマンチシズム』、3年生が『Magic』で高いパフォーマンスのダンスを発表。最後は学年縦割り3チームによる全員リレーで盛り上がった。