金峯山修験本宗の五條良知管長(総本山金峯山寺管領)による護摩供養が10月6日、八鬼山荒神堂で行われる。前日の5日には、熊野古道センターで五條氏による講演会と、護摩供養および火渡りの体験会が行われる。
体験会と言っても、護摩焚きを行うからには何かの「願い」の実現を目指すのだろうが「デモンストレーション」の位置付け。市商工観光課と市教育委員会は気軽な見物を呼び掛けている。
となれば、外国人観光客に売り込めないか。護摩供養や火渡りについての紹介文を、ALTなどに依頼して英語にしてもらい、発信してもらえばどうか。日本人でもなかなか見ない光景であるが、外国人にこそ強い関心を持ってもらえると思う。
めったに見られない、特別感のあるもの。そもそも山伏自体、そう見られるものではない。熊野に住んでいるからこその風景である。今回は熊野古道センターという比較的行きやすい場所で行われる。貴重な体験になることは間違いない。子どもたちを含めて、多くの人に見物してもらいたい。
(M)