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日頃から意識を高く 総合防災訓練 紀宝署

 紀宝署は26日、同署員のうち約30人が参加し、総合防災訓練を行った。早朝、同署への非常参集訓練に始まり、災害対応についての教養講義、本署から離れた駐在所との無線通話訓練に取り組んだ。

 同署のある紀宝町鵜殿地区には、地震発生から5分後に最大11メートルの津波が想定されており、同署では大規模地震を想定した訓練を毎年この時期に実施している。当初は8月29日の予定だったが、台風10号の接近に伴い延期していた。
 
 駐車場に整列した同署員を前に森阪剛士署長が訓示。今年元日に発生した能登半島地震や、8月には日向灘で発生した地震により南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されたこと、8月末の台風10号では三重県内でも河川の氾濫などの被害があり、先週末には能登半島の豪雨で大きな被害が出ていることに触れ、被災地の一日も早い復興を願うとともに、管内でいつ発生するか分からない大規模災害に備えるため3つの意識を持つよう呼び掛けた。
 
 1つ目は、一人一人の防災意識の向上で、有事の際には住民を守るために厳しい任務を遂行することになり、普段から何をすべきなのかというシミュレーションを行うとともに、正しい防災知識の習得を要請。2つ目は、発生時には県最南端の署のため県警本部からの応援がすぐに入ることが難しいため、それぞれの持ち場での的確な対応が必要になるとした。3つ目は、行政や消防など関係機関との連携を挙げ、普段から良好で緊密な関係を構築してほしいと伝えた。
 
 また、この日は伊勢湾台風から65年目を迎えたことにも触れながら、「訓練に真剣に取り組み、有事に備えてほしい」と呼び掛けた。
 
 このあと、教養講義では、過去の大災害の事例を学ぶなどし、管内の交番・駐在所との通信・交信訓練では、互いの声が明瞭に聞こえ問題ないことを確認した。
 

      9月26日の記事

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