紀北町の銚子川でとれたアマゴについて学ぶワークショップが27日、便ノ山の種まき権兵衛の里の駐車場にある「ずんべら亭」で開かれた。子どもたちの参加が多く、漁業者からアマゴの説明を受け、焼きたてのアマゴを味わった。
ずんべら亭を交流の場にしようと、地域おこし協力隊の西川みさ枝さんが昨年10月から毎月ワークショップやイベントを行っている。今回は、銚子川で29日に毎年恒例のアマゴ釣り大会が開催されることから、大会前に地元の人に銚子川のアマゴをより知ってもらおうと、銚子川漁協の協力で行った。
漁協の玉津充組合長からアマゴについて説明を受けた子どもたちは興味津々で、アマゴの稚魚や、銚子川でとれた成魚が入った水槽を観察。ずんべら亭のキッチンで焼いたアマゴを味わい「おいしい」と笑顔を見せていた。
初めてアマゴを食べたという堀内菜帆さん(相賀小2)は「思ったより食べやすくておいしかった」、藤村衣鞠さん(相賀小2)は「アマゴは初めて見たけど、アマゴのことが少し分かってよかった」とともに笑顔で話した。
西川さんは「思った以上に子どもたちが興味をもってくれたのでやってよかった。銚子川のアユやアマゴをブランド化できれば、もっとずんべら亭が交流できる場所になれば」と語った。