尾鷲市の３割上乗せ（プレミアム）付き商品券の引き換えが２１日から始まる。エネルギーや食料価格の高騰により大きな影響を受けた市民生活を応援するとともに、落ち込んだ市内の消費拡大を促し、地域経済の活性化を図るのが目的。有効活用して「生活の足し」につなげたい。

 

　「隣町は商品券を配るのに」という声をよく聞く。市全体のことを考えると、規模が大きくなるプレミアム付き商品券を選択するのは、理に適っていると考える。

 

　ところで、市は単純な経済効果について、１万円分の商品券を配る場合に比べて最大２倍以上になると説明する。昨年度の商品券の販売率は７２％。より効果を上げるために、販売率を上げる一層の工夫が必要だ。特に「買えない」という人に向けた支援が何かできないかと思う。

 

　スタンプ会は今回も「２倍サービス」に取り組む。加盟していない店舗も、商品券事業に合わせたセールなど、自店の売り上げアップを目指してもらいたい。それが地域経済全体の活性化にもつながる。

 

（Ｍ）