3~12日 旧チャップマン邸
西村記念館・旧チャップマン邸の会は3日(金)~12日(日)午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)、旧チャップマン邸で文化学院創立100周年記念展「西村伊作の理想の学校 in Shingu」を開催する。入場は無料。期間中の11日(土)午後1時30分からは、伊作のひ孫である立花万起子さんの講演会「西村伊作と文化学院ー100年前の芸術教育ー」を予定している。
新宮市出身の伊作は大正10年、東京・駿河台に歌人与謝野晶子・寛(鉄幹)夫婦や画家石井柏亭らの協力を得て「文化学院」を創立した。学院で理想の教育を行うため、当時第一線で活躍する芸術家や文化人、学者らも講師として招き画一的な枠にはめる教育ではなく、男女の区別なく自由に個々の天分を伸ばす、当時としては画期的な教育を実践した。
長野県軽井沢町にある伊作ゆかりの「ルヴァン美術館」では、今年文化学院創立100周年を記念し、学院の教育や講師らの作品を中心に企画展を開催した。この美術館の協力を得て新宮市でも展示する。
問い合わせは、西村記念館・旧チャップマン邸事務局(電話090-1983-1366)。