• 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

不連続線「女性の発言」

 東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」などと問題発言。東京オリ・パラの評判がまた悪くなった。

 女性活躍が叫ばれ、さまざまな場面で男女格差をなくそうという動きが強まっている。オリンピック憲章以前の問題ではないか。
 
 尾鷲市議会で濵中佳芳子議員が、斎場のトイレについて当局の姿勢を批判した。男女別になっておらず車椅子の人が利用できないという。休憩時間にも「これまでにも繰り返し指摘していたのに」と担当者に物申していた。
 
 男性議員だけならそのような気付き自体がなかった可能性がある。施設は昭和62年から使われている。すでに60年には男女雇用機会均等法が施行されており、女性も利用するという視点が欠けていたことに驚く。当時から女性が斎場に来ることもあったはずだが、日頃使う施設ではなく見過ごされていたのだろう。
 
 女性に限らず子どもや障害者など多様な人が意見を言い、それを取り入れていくのが民主主義の根幹。意見を言いやすい環境づくりが必要で、発言を委縮させることはあってはならない。
 
(M)
 

      2月 5日の記事

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ