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広域連携で強み生かす 新宮市観光協会 魅力的なエリアに

 新宮市観光協会は24日、新宮市井の沢の新宮商工会議所で、今年度通常総会を開催した。本人出席28人、委任状103人で会員数(205人)の過半数を得て成立。昨年度の事業と収支決算報告、今年度の事業計画と収支予算案を承認した。2年に一度の役員改選では一般社団法人化を見据え、現行体制の維持が望ましいとして、里中陽互会長はじめ全員が留任した。
 
一般社団法人化への準備も加速
 
 冒頭、里中会長があいさつ。観光を取り巻く環境は大きな転換期を迎え、当地域にも国内外から多くの観光客が訪れ、かつてのような活気が戻ってきているとしつつも、これからの観光競争を勝ち抜き、持続可能な地域をつくっていくためには、単一の自治体やエリアだけの発信には限界があり、多様化する旅行者のニーズを踏まえると広域連携を進める必要性に言及。その上で、「近隣地域は競い合うライバルではなく、共に手を取り合って魅力的なエリアを形づくるパートナー。お互いの強みを生かし、弱みを補い合いながら、お客さまにこのエリア全体を巡る楽しさを提案していく。点から線へ、そして線から面へと観光の輪を広げることで、当地域への滞在時間の延長や、より大きな経済波及効果を生み出せると確信している」と述べた。

 昨年度は、観光客誘致のための宣伝活動、会員拡大など組織強化、地域の祭りや伝統行事への協力・協賛、商店街を中心としたまちなか観光推進事業などを行った。また、市や県と連携し、熊野古道リレーウオーク、クルーズ船入港時の歓送迎などに協力した。

 収支決算は、収入2993万2998円、支出2371万3016円で、差額の621万9982円を今年度に繰り越した。

 今年度も引き続き、誘客宣伝事業に取り組みながら、組織強化のため一般社団法人化への準備を加速させる。法人格を取得すると、法人名義での契約ができることと、補助金申請などもしやすくなり、主体的・積極的な事業展開が可能になる。インバウンド(訪日外国人客)需要の拡大に伴い、観光業に注力する自治体が相次いでいる中、全国的に観光協会の法人化が進んでいる。収支予算は収入・支出ともに4211万5000円を計上した。

■観光功労者表彰も

 総会に先立って、市の観光振興に貢献した人をたたえる観光功労者表彰があり、今年度は片野友美さん(熊野御坊南海バス)、水野貴代美さん(熊野観光開発株式会社)、森本紘造さん(尾﨑酒造株式会社)、小貝素さん(サンシャインホテル)の4人が受賞した。受賞者を代表して森本さんは感謝の気持ちを示しながら、「受賞を励みに、皆さんと共に熊野の魅力を全国そして世界に発信していきたい」と述べた。

◇       ◇       ◇

 今年度の役員は次の皆さん。敬称略。
  • 会 長= 里中 陽互
  • 副会長= 植田 光昭
         尾畑 洋一
         長谷 徳蔵
         宮本 昌幸
         切畑屋伊和男
         濱口 太史
  • 専務理事=森本 祐司

      新宮市

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