新宮市立熊野川中学校で24日、熊野川町の子どもの放課後などの居場所づくりに取り組む「子ども広場くまっこ」の特別企画「野球体験教室」があった。この日は10人が参加。講師は熊野川中学校の庄司稔さんが務め、子どもたちは、キャッチボールやバッティングなどを楽しく教わった。
庄司さんはスポーツをする心構えについて「礼儀・マナーをきちんとできること」「素直な気持ちで取り組むこと」「やるときは、力を抜かず、最後まで一生懸命にやること」と伝え、「下手くそでもいい、一生懸命やることが大切。今日は野球を楽しんでください」と呼び掛けた。
練習内容は、ランニング、キャッチボール、ゴロを取って、一塁へ投げる練習、バットの握り方など。はじめはぎこちない動きでボールを投げていたが、庄司さんたちが丁寧に教えていきコツをつかんでいった。最後は試合形式で行い、ボールを取ったり、打ったりするごとに一喜一憂していた。
子ども広場くまっこは、次世代育成支援行動計画に基づいて熊野川町の子どもたちを地域全体でたくましく心豊かに育てようとの思いで、2011年(平成23年)7月から熊野川町保健センターの中に開設し、放課後などの子どもたちの居場所づくりに取り組んでいる。利用日は平日の放課後から午後5時まで。
