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願い込めた花火に感謝 新宮商工会議所青年部が企画

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年も各地の花火大会などのイベントが次々と中止となる中、新宮市民に「癒やし・励まし」となるよう、新宮商工会議所青年部(向井康博会長)は22日夜、同市の熊野速玉大社下の熊野川河川敷で、昨年に続いての打ち上げ花火を実施した。
 
 打ち上げ花火を実施することで、空を見上げて前向きな気持ちになれるよう、子どもから高齢者まで不安な気持ちを少しでも和らげられるよう、さらに一日も早く今までの日常に戻れるように、との願いを込めて企画した。
 
 新型コロナ感染防止の観点から、密を回避するため、事前に開催日時や場所の公表はせず、近隣住民には7月17日~8月9日のいずれかの日程で花火を打ち上げる旨を回覧で周知していた。
 
 今回も青年部の単独事業。花火師は和田煙火店(熊野市)が担当した。打ち上げは午後8時ちょうどに始まり、熊野大橋近くの熊野川上空を明るく染めるとともに、川面にも映し出した。豪華な花火ではなく、落ち着く色を基調とし、約20分間で320発を打ち上げた。また、約60メートルのナイアガラ花火もあった。
 
 花火の音に気づいた人や通りがかった人らは思わぬ花火のプレゼントに喜び、夜空を見上げていた。
 
 
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