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「どなたでもお気軽に」 神倉小図書室を一般開放

毎週土曜日 午前9時~午後1時
 
 新宮市立神倉小学校の図書室が毎週土曜日、一般開放されている。新宮市立図書館が10月開館予定の新宮市文化複合施設「丹鶴ホール」への移転作業のため5月から休館となり、その代替措置として今月5日から始まった。時間は午前9時~午後1時。
 
 子どもから大人まで、利用条件なく誰でも利用することができる。図書室には学校司書1人、市立図書館職員1人の計2人が常駐しており、本の案内をしてくれる。一般開放の実施に際し、和歌山県立紀南図書館(田辺市)から120冊程度の本を借りて同校図書館で閲覧出来るようにしており、また幼稚園からも100冊を超える本を設置している。コーナーは絵本や図鑑、小説など各種設けられている。
 
 市立図書館職員の森奈良好(ならよし)さんは、「幼児~中学生向けの本が多いが、大人でもあらためてこれらの本に触れるのはおもしろいと思う。学校の図書室に入れることもなかなかないため、この機会に今の子どもたちがどんな本を読んでいるか見てみるのも良い」と話した。
 
 学校司書の下村恵美さんは、「たくさんの本を用意してお待ちしています。どなたでもお気軽にお越し下さい」と来館を広く呼び掛けている。この日は2歳児の男の子とその母親が利用し、大変気に入った車の本などを一緒に読みながら話し、1時間30分以上利用していったという。
 
 同図書室の一般開放は7月末まで行う予定。その後は未定とのこと。貸し出しは不可。入り口は正門ではなく、その右側にある玄関となる。
 
 なお、その他に市立図書館休館中のサービスとして、平日午前9時から午後5時まで市役所別館ロビーで新聞閲覧(当日分のみ)ができる。また、7月7日(水)には除籍になった資料などを自由に持ち帰ることのできる「お持ち帰りコーナー」も開かれる。現図書館駐輪場で、午前9時から開始。無くなり次第終了。

      新宮市

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