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くまの茶房

4人が描く癒やしの色どり
パステルアートグループ展
閉塞感を打破する21点
 
 新宮市の西村由美さん、竹中日登美さん、田辺市の茶端美穂さん、中平さゆりさんによる「パステルアートグループ展~パステル和(NAGOMI)アート~」が27日(日)まで、新宮市井の沢のくまの茶房で開かれている。

 パステルとは、粉末の顔料を粘着剤で棒状に固めた画材。パステル画とは画材を削って、指やコットン(綿布)で描く手法。子どもから大人まで誰でもできるアートといわれている。

 西村さんによると、魅力はパステル自体の色合いがやさしいので描いていても癒やされる、癒やし効果があるという。「体験会でも参加者全員が『癒やされる』と口をそろえる」と話す。

 また、パステルアートは、色を重ねていく油絵とは、対極に位置しており、消しゴムや練り消しで色を抜いていく、マイナス作業が楽しい技法だ。

 出品者4人は正インストラクターの資格を有しており、普段は個々に活動している。今回は、テーマは決めず、打ち合わせも無く、それぞれが描いた結果、花や飛翔などをテーマに描いており、全員が驚いたという。

 西村さんは「閉塞感のある現状を打破したいと、テーマが自然と一致した。閉塞感からの脱出、思いやり、やさしさなど。そういう思いで描いた。ご覧になっていただける人に、その辺が伝わればうれしい」と来場を呼び掛けている。パステルアートの準インストラクター養成講座も募集中。

 問い合わせは、西村さん(電話090-2353-3489)。
 
 
TEL.0735-21-1761
新宮市井の沢10-7
営業時間/9時~19時
定休日/月曜日、第1・3・5日曜日
 

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