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夢広がる大型製材工場 野田さん 好機逃さず活性化に結集を

 尾鷲市天満浦の天満荘で23日夜、地域活性化に向けた地元の取り組みを紹介する講座「トップランナーは語る」が開かれ、市民約30人が大型製材工場の夢の広がる話を聞いた。講師の野田隆代さんは工場誘致の実現性に太鼓判を押し、この機を逃さず活性化につなげる市民意識の高まりを期待した。

 尾鷲商工会議所副会頭で、尾鷲港を拠点に東紀州地域の発展を目指す尾鷲港振興会のメンバーでもある野田さんは、尾鷲三田火力発電所跡に計画している製材工場について市民の認知度は低いが「いま一番実現性がある」と断言した。工場立地の要件としていた新しい加工機械は特許申請を行った。もう1つ、年間10万立方メートルの原木集材にもめどがついたというのが実現に自信を持つ理由。「近いうちに全貌が見えてくる」と述べ、最短で4年後には工場が稼働するとした。
 
 市民には「今からの尾鷲に希望を持ってほしい。商売をやっている人は儲ける術を考えてほしい」などと訴えた。200人規模のエンジニアが働くことになり、工場整備の段階から宿泊施設や飲食店が必要となるとの指摘で、「その覚悟がここにあるか。これを受け入れるための仕組みづくりをここ何年かでやっていかなければならない」と市民の力の結集を呼び掛けた。
 
製材工場ができると、コンテナ船で尾鷲港から運び出すことになる。野田さんは製材工場だけでなく、国の農産品輸出戦略に尾鷲のブリとタイも含まれ、尾鷲を物流の港にする構想が国策としてあることも紹介した。
 
 野田さんは5年前、朽ち果てた八鬼山荒神堂を再建した中心人物でもある。以来、保存会代表として修験道の総本山、金峯山寺の最高責任者である五條良知管長を毎年招き、護摩供養を営んでいる。持ち前の行動力で市民らの寄付に頼った約2000万円の改修工事費は半年間で集めたことや、五條菅長を招致するに至った経緯なども話した。
 

      尾鷲市

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