個人の庭を一般公開する「オープンガーデン熊野」(くまの花いっぱいネットワーク主催)が6日、熊野市の各地で始まった。今年は22家庭(個人・事業所・学校)が参加し、丹精込めた美しい庭を開放。春の花があふれる庭、緑の木々に囲まれたナチュラルガーデンなど作り手の思いの詰まった庭が訪れた人を出迎える。期間は5月6日(月)まで。
同市金山町の中島和代さんの庭のタイトルは「緑の中のミニガーデン」。満開の枝垂桜(しだれざくら)の足元には、色とりどりの一年草、宿根草の花々が所狭しと咲き乱れている。「いつも時期が合わないのだけれど、今年は桜がちょうど満開で」と中島さん。大きく育ちきれいな青い花をつけたハーブを指して「このハーブはこぼれ種からここまで大きくなった」と笑顔をみせた。
オープンガーデンに参加している家には案内板と旗の目印が表示されている。庭を見られない場合は旗が掲げられていないので確認が必要。鑑賞の際は、
- 消毒(庭によってはマスク着用も)
- 迷惑駐車・無断駐車はしない
- 植物は傷めない
—などの注意を呼び掛けている。
主催の「くまの花いっぱいネットワーク」は平成14年に「花いっぱいのまち・くまの」を目指し設立。山崎運動公園(有馬町)の整備や花栽培の講座・教室の開催など年間を通して活発に活動している。
問い合わせは、熊野市市長公室(電話0597-89-4111)。
熊野市の特産品の当たるチェックポイントスタンプ(スタンプラリー)には21家庭を対象に実施。参加の庭の紹介と地図を掲載したパンフレットは市役所や出張所、市内観光施設などで配布している。