25日 新宮港緑地
ジャンルを問わずたくさんの踊りのグループの出演でにぎわう「第16回南紀海彩まつり」(同実行委員会主催)が25日(日)午前10時~午後5時、新宮市佐野の新宮港緑地で開催される。実行委員のメンバーらはまつりを目前に控え、最後の準備に汗を流している。
踊り、飲食出店など多彩に
昨年の秋開催から今年は元の時期に戻した。準備から運営まで実行委員会メンバーの手作りで行うのが特徴。踊りだけでなく、地元店舗のブースをはじめ、子どもから高齢者まで誰でも楽しめるイベントとして定着している。
実行委では、企画班、協賛班、パンフ班、大道具班、物販班などに分かれ、限られた人数のため兼務しながら会議を重ね準備を進めている。昨年は10月開催だったため、本来1年かけて行う準備期間は半年しかなく、メンバーは例年以上に奔走した。
メンバーの奮闘もあって準備はほぼ整った。実行委員長を務める北道江利さん(Team雅龍代表)は「南紀海彩まつりは地域の皆さんと一緒に作り上げるお祭り。ここまで続けられているのは、協賛の企業や個人、実行委メンバーの支えのおかげ。家族みんなで楽しめるまつりなので大勢の方にお越しいただきたい」と呼び掛ける。
当日は午前10時に開会後、4月に急逝した前和歌山県知事の岸本周平氏の冥福を祈り黙祷をささげる。岸本氏は生前、新宮地域を民間の力で盛り上げるこのまつりに対して、県としてできるサポートを約束するなど気にかけており、北道さんは「頑張っている姿を見ていてほしい」と話す。
一方で、週間予報によると当日の天気は「くもり一時雨」で降水確率50%(19日午前11時時点)。「何とか新宮港緑地で開催したい」と実行委メンバーは願いを込める。
小雨時は決行。荒天時はオークワ新宮仲之町店駐車場と仲之町商店街に場所を変更して行う。前日の24日(土)朝に判断してSNS(▼下記QR)で発信するという。
【南紀海彩まつり】
踊りを通して地域を盛り上げようと、2006年に15チームが参加して始まった民間による手作りのまつり。回を重ねるごとにチーム数が増え、今年も地元や近隣地域のほか和歌山市や津市、名古屋市など遠方からも含め総勢42チームが参加する。
踊りのほかにも、会場内には飲食や雑貨の出店をはじめ、地元銘菓の振る舞いやさまざまな販売ブースが並ぶ。また、子どもたちのためのエアー遊具や、だがしくじ、風船プレゼントなども用意している。
当日のプログラムや会場アクセス(駐車場)など詳しくは▼下記QR参照。

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