体制維持のためには
和歌山県と和歌山県立医科大学救急・集中医学講座主催の救急医療体制についてのシンポジウム「これからの救急医療体制を維持するにはどうしたらいいの?」が来年2月22日(土)午前10時から午後1時まで、那智勝浦町天満の町体育文化会館大集会室で開催される。参加費無料。定員は200人程度で事前申し込みが必要。
有識者を招き、医療従事者や行政機関だけでなく、地域住民も一緒になって、救急医療に関する最新の情報や高度な技術、地域間での協力体制について学び話し合う。今回は救急の専門医がいない新宮・東牟婁地域の救急医療体制について、将来にわたって体制を維持する方法を考える。
基調講演では、「全国の救急医療の現状とこれからの地域に求められること」を厚生労働省医政局地域医療計画課救急・周産期医療等対策室室長の近藤祐史氏、「限られた医療資源の効率的な配分のために−新潟県における遠隔集中治療支援のありかた−」を新潟大学医学部救命救急医学講座教授の西山慶氏がそれぞれ担当する。
事例紹介では、「横浜市立病院での遠隔ICUについて」を横浜市立大学附属病院集中治療部部長で准教授の高木俊介氏が報告する。
続くパネルディスカッションでは、「新宮医療圏における持続可能な救急医療体制の構築に向けて」をテーマに、近藤氏、西山氏、和歌山県福祉保健部技監の雑賀博子氏、南和歌山医療センター救命救急科医長の中島強氏、新宮市立医療センター院長の北野陽二氏、那智勝浦町立温泉病院リハビリテーション科部長の坂野元彦氏、くしもと町立病院病院長の阪本繁氏をパネリストに、和歌山県立医科大学救急・集中治療医学講座教授の井上茂亮氏がコーディネーターを務め意見を交わす。
参加希望者は▼下記QRから申し込む。締め切りは2月14日(金)。問い合わせは、テレビ和歌山(電話073-455-5721)。
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