• 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

図書館文学講座を開催 熊野市文化交流センター 12月21日

 熊野市立図書館は21日(土)午後2時から、同市井戸町の市文化交流センター多目的ルームで、令和6年度文学講座(第3回)を開催する。参加費無料。事前申し込み不要。
 
 「史実のなかに埋もれた悲傷の文学」をテーマに、話者を中田重顕さん、朗読を阪本浩子さんが務める。問い合わせは、熊野市立図書館(電話0597-89-3686)。
 
◇熊野市の新鹿は津波と文学の里。昭和19年12月7日の東南海地震による大津波。新鹿・遊木では16人が命を落とした。その災害を描いた小説「観音浄土の海」。昭和19年、熊野灘沿岸に大津波襲来。鶴浜村の波高11メートル。担任の女教師は教え子を救わんとしてともに波の中に…。彼女を愛する青年はあとを追わんと小舟に乗って観音浄土の海に旅立つ。静かに押し寄せる戦争の波が、愛する者を次々と奪っていく…。
 
 
◇アイルランドの首都ダブリンで、作家司馬遼太郎は熊野出身の少女と出会う。そして、司馬の名作「街道を行く」シリーズ「愛蘭土紀行」に文学に昇華して登場する。その少女は今、早稲田大学教授、早稲田大学演劇博物館館長、文学博士…。
 
◇奥熊野中世最大の悲劇、北山一揆。天正16年、慶長19年(1614年)、熊野の百姓たちは、太閤検地に抗って一揆に立ち上がった。そして倒れていった。慶長一揆の指導者、平谷村の庄屋福本三介を模した小説「北山啾々」。非道な弾圧で女たちばかりの家族も無残なる最後を…。地元に残る悲傷の文学。
 
◇今、地元では新しき書き手が新鮮な文学をたずさえて羽ばたこうとしている。明日に向かう文学は…。
 
◇パワーポイントによる映像と阪本さんの朗読で構築。

      イベント情報

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ