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龍の谷道を歩く 知られざる熊野探訪

 三重県立熊野古道センターは12月7日(土)、知られざる熊野探訪ツアー「龍の谷道を歩く 大台教会参詣道と松浦武四郎が歩いた道」を行う。大正時代に開削された龍の谷道をたどり、神武天皇像が運ばれた道と松浦武四郎が歩いた道を体感する。
 
 ルートは尾鷲町南浦又口の龍の谷(柳の谷)から大台ケ原の神習教福寿大台教会へ参拝するために使われていた道の一部。大正4年に土井与八郎氏が寄進した道で、その後、古和谷道が大台ヶ原への登山路として使われるようになると衰退していくが、昭和3年には大台ヶ原に神武天皇像を建立するための運搬路として使われたほか、松浦武四郎が明治18年に、当時未開だった同道を歩き、木津呂地区に下山しているという。
 
 ツアーは、マイクロバスで水無峠に行き、地蔵峠、又口辻、北山索道古和谷駅跡などを経て龍の谷道を又口に下りる。
 
 歩行距離は約12キロで、アップダウンが激しい。また、整備されていない道や、道がない区間もある。登山経験者で中級者向き。尾鷲藪漕隊代表で日本山岳ガイド協会認定登山ガイドの内山佳和さんが案内する。
 
 定員は20人。参加費は500円。今月22日(金)締め切り。応募多数の場合は抽選。申し込み、問い合わせは同センター(0597-25-2666)。

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