紀北町三浦、紀勢自動車道紀北パーキングエリア始神テラスの2階多目的ホールで、写真教室「伊勢路 巡礼道をゆく」の作品展が行われており、馬越峠の石畳や巡礼者を撮影した15点が並んでいる。
紀北町観光協会が昨年12月に熊野古道馬越峠で開いた写真教室の参加者9人とスタッフ2人がA3判の作品を1点ずつと、講師の道畑祐介さんがA1判3点の合計14点を展示している。
参加者は江戸時代の巡礼者に扮(ふん)したモデルが杖をつきながら石畳を登ったり、夜泣き地蔵に手を合わせたりする姿をさまざまなカットで捉えている。中には種まき権兵衛の格好をした関係者とともに収めたスタッフの写真もある。
同協会の担当者は「馬越峠の江戸時代の旅人を再現した写真教室の作品なので、ぜひ見ていただいて当時の古道の旅に思いをはせてもらえれば」と観覧を呼び掛けている。
写真展は4月15日(月)までで、開場時間は午前9時~午後5時。