尾鷲高校の美術部、書道部の生徒がデザインした「尾鷲節」のオリジナルTシャツがこのほど完成し、全国尾鷲節コンクールが11月8日に行われるのを前に生徒6人が加藤千速市長と面会し、デザインを披露。図案などに込めた思いなどを発表した。
被服分野で「おわせ節」を商標登録しているミヤイ(中村町)の宮井敏行社長が「地元の尾鷲高校を盛り上げたい、おわせ節で地域を盛り上げたい」と、昨年末に同校に話を持ち掛けた。2、3年生が約3か月かけて図案と文字を描いたという。
荒々しい波と船、太陽をモチーフにした図柄で、尾鷲節の冒頭部分「尾鷲よいとこ」の文字を書いている。デザインについて宮井社長から注文はなく、生徒たちが考えたという。
生徒らは「尾鷲のいいところである豊かな海を迫力が出るように頑張った。波の線を工夫した」「強調したい尾鷲という文字を目立たせる書き方を意識した。どういう風に書いたら迫力のある字になるか考え、一生懸命取り組んだ」などと語った。男性生徒の一人はは「普段行っている活動が、尾鷲の文化を広めることに役立つのがうれしい。普段からデザインをこつこつ考えていて、それが形になったのは、活動の励みになり、これからも頑張っていこうという気持ちになった」と話していた。
加藤市長は、市制70周年の際にも尾鷲高校の美術部、書道部の協力をいただいたと語り、「市の文化に対する貢献は大きい」と感謝を伝え「尾鷲節は全国的に有名で、コンクールは市の4大イベントの一つ。浴衣などは普段着るものではないが、Tシャツは毎日着られる。みんなに身に着けてもらい(尾鷲節の)Tシャツになじんでもえれば」と話した。自身も「このTシャツを着て、尾鷲節コンクールのステージに立つ」と約束した。
Tシャツは、コンクール会場に飾ることにしている。宮井社長は「商標を登録して、責任の大きさ感じた。(尾鷲節の伝統を)守るのはいいとして、どう活用しようか考えた。エネルギッシュなものになった。若い力を出していただいたのが本当にうれしい」などとコメント。非売品の予定だったようで、商品展開について宮井社長は「検討する」と話した。
