渡り鳥のような長距離移動で知られる“旅するチョウ”「アサギマダラ」が今年も当地方に飛来している。このうち御浜町川瀬地区にある「フジバカマ園」には満開となった花の蜜を求めて日中、たくさんのアサギマダラが飛び交い、訪れた人たちがカメラやスマートフォンでその姿を収めている。アサギマダラは透き通る浅黄(あさぎ)色の美しい羽根を持ち、広げると10センチほどになる大型のチョウ。
御浜町のフジバカマ園を運営する男性によると、園が今年春に昨年までの場所から移動したため、当初は飛来するかどうか不安があったが、今月8日に初めて姿を確認した際は安どした。11月上旬ごろまでの晴れた日に見られる。
アサギマダラが移動するのは、環境の変化に適応するため。つまり、気温や餌となる花が少なくなるのを避け、より生存しやすい場所を求める本能があるということ。夏の間は本州など涼しい高原に生息し、秋になると温暖な南西諸島や台湾へ数千キロ移動する。私たちからすれば「美しいチョウの大移動」と風物詩的に捉えるが、当のチョウたちは生き残るために進化した戦略だ。
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