尾鷲市はこのほど、尾鷲高校で4月22日に行った企業説明会のアンケート結果を公表した。公務員を含め38事業者が36ブースを設けて、全日制の全校生徒353人が生徒らに自分たちの仕事のやりがいや魅力を伝え、「将来の就職先に」とアピールした。
生徒アンケートは332人が回答した。説明会全体の評価は「非常によかった」が64%、「よかった」が33%。自由記述では「地元にこんなにも会社があると知れてよかった」「ただ暮らしているだけじゃ気づけないことがたくさんあった」などのコメントがあった。
どの企業の説明を受けるかの基準について(一部複数回答あり)は「企業に興味があった」が233件、「友人や先生に勧められたから」が118件で、担当の商工観光事業推進課では「自発的な興味だけでなく、周囲の推奨も訪問の大きな動機となっている」と分析している。
希望の進路は進学が222人で最多。就職(市外)が76人で、市内就職を希望している生徒は28人にとどまった。一方、「(進路は)未定だが就職もいいなと思った」という声や、「新しい道ができてよかった」「地元に戻った時やってみようと思った」などの意見があった。
このほか自由記述では「皆さん楽しそうに仕事をしていて、自分もそういう仕事に就職したいと思った」「働くのが楽しみになりました」などの声もあったという。
事業者アンケートでは24社から回答があった。生徒の反応については「非常によかった」が42%、「よかった」が50%だった。参加の目的については求人確保に加え「企業PR」との回答も11件あった。
同課は「説明会は、地域企業が次世代の担い手と直接交流する場として、高く評価できるものになっている。生徒にとっては地元で働くことを具体的にイメージする契機となり、事業者にとっては将来の採用候補者への認知度向上につながっている。特に進学予定の生徒が『地元に戻った時にやってみようと思った』と回答している点は、中長期的な人口流出抑制の観点から極めて意義深い。今後は、提供情報の具体化や音響環境の改善を図ることで、さらに有意義な場となることが期待される」とまとめている。
