田辺市本宮町二十歳を祝う会が13日、世界遺産熊野本宮館多目的ホールで開かれた。対象者12人のうち、男性3人、女性3人の計6人が出席。二十歳という人生の節目に古里での旧友との再会を喜び、家族や地域の人々に見守られる中、未来への期待と決意を新たにした。
本宮町自治会連絡協議会と田辺市青少年育成市民会議本宮地区協議会が主催し、田辺市の式典とは別に本宮町内の対象者で例年、お盆の帰省時期にあわせて実施している。
開会に当たり、本宮町自治会連絡協議会の藪中純一会長があいさつ。「これから歩まれる道はそれぞれに違っていても、ふるさとで過ごした日々や、ここで育まれたつながりが、皆さんの力になることを願っている」と伝えた。
続いて真砂充敏市長のお祝いのメッセージを本宮行政局の赤木靖人局長が代読した。二十歳という大きな節目を迎え、社会人としてさまざまな権利を得る反面、社会に対して責任を持ち、正しく強く生きることが求められるとして、時代の変化に柔軟に対応できる強さを持てるようにと助言した。
ビデオレター紹介では、懐かしい中学生時代の恩師の登場に笑みがこぼれたり、当時の自分たちの写真が紹介され、涙を浮かべる姿も見られた。
参加者代表としてあいさつに立った中岸愛翔さんは、二十歳という節目を迎えられたのは先生や地域の人々、家族のおかげだと感謝し、自分らしさを大切にしながら、仕事や勉強、日々の出会いを通して人とのつながりを広げ、少しずつ社会に貢献できる大人になっていきたいと抱負を述べた。
会の終盤には熊野本宮伝統芸能教室により、本宮町平治川に伝わる伝統芸能「長刀踊り」が披露され、さらに二十歳のメッセージを記入。本宮行政局ロビーに掲載するという。閉会後の記念撮影の後も、参加者は久しぶりに顔を合わせた旧友と写真を撮るなどして楽しんでいた。
花尾ユリカさんは「着物だと親にも負担がかかるので、浴衣で参加させていただけて良かった。友達とはまだ話せていないのでこれから話したい。社会人として経験を増やして、一人前になるのが夢」と話した。
