体験やクイズ通して
親子で災害への備えについて学ぶ「防災キャンプ」が28日、新宮市下本町の丹鶴体育館であり、33人が楽しく理解を深めた。
子育てサポートキッズクラブ、市地域活動連絡協議会などの関係者でつくる防災啓発団体「乳幼児の命を守る会」の主催。会員らはガス、水道などのライフラインが止まった場合を想定し、コンロでカレーを調理する様子を実演した。水はペットボトルにためた飲料水を使用し、参加者らは「ガスが止まってもやりようがあるのか」などと話しながら、手順を覚えていた。
市水道事業所、県東牟婁振興局が協力し、給水車からの採水体験や有事の際の行動に関するクイズを企画。子どもは管から出る水を専用の袋に入れて担いだり、親とともに「大雨の際は長靴を履いて外出する、丸かバツか」などの判断が分かれる問題を考えたりした。問題の答えは「バツ」で、同局の担当者は「長靴だと履いているうちに重くなる。ひも付きの運動靴をしっかりとしばって履くと動きやすい」と説明した。
峯佑樹さん(王子ヶ浜小6年)は「だいたい覚えられた。地震が起きたら屋上に逃げるようにする」と自信をつけた様子。母の小百合さんは「家族で備蓄を進めている。災害時に無くなると困るのは水だから、水をためるようにしている」と話した。
同会は2011(平成23)年の紀伊半島大水害を機に、子どもや乳幼児の防災についても考えるため、水害の2年後に結成した。以来、毎年キャンプを開催しており、知識を持つ年齢層の拡大を目指している。川嶋ひとみ代表は「小さい頃から、防災力を身に付けてほしい。大人はもちろん、子どものサバイバル能力も重要になる」と期待した。
事業には赤い羽根共同募金の配分金を活用した。
