紀北町議会の一般質問、観光振興プラン、補正予算の議論の中で「稼ぐ観光」という言葉を何度も聞いた。施政方針で「これまで以上に観光施策を推進する」と述べており、持続可能な観光によるまちづくりは尾上町政5期目の大きなテーマの一つ。
観光振興のためには、観光客をもてなして対価を得ようとする姿勢が重要になってくる。このマインドの変化をどうもたらしていくのかが非常に難題。
観光の町を例に挙げると、和歌山県白浜町の町長が2年前の夏の南海トラフ臨時情報発令の際、観光庁に要望書を提出したニュースを思い出した。海水浴場の閉鎖などで発生した約5億円の補償は求めないものの、「閉鎖せざるを得なかった実情を理解してほしい」と、集客回復策を直談判しにいった。もちろん要望には賛否が分かれ、実効性があったかは疑問だが、観光で生きる町の危機感だからこそだろう。
紀北町が観光で稼ぐ町を目指すとして、町と観光協会、民間などが連携をとり、さらにリーダーシップをとる存在が必要となる。
(R)
