尾鷲市議会行政常任委員会が25日開かれ、執行部が10月1日から65歳以上のコミュニティーバス無料化について、希望者にパスを発行すること、合わせて小学生以下も無料とすることを説明した。
市長の選挙公約の一つで、移動しやすくする施策を行うことで、高齢者のひきこもり予防につなげたい考え。加藤市長は「野球場や体育文化会館(の改修)などいろいろな公共施設が整備されてくるので、できるだけ外出をしていただこうという話」と狙いを語った。
対象者は約7000人を見込むが、全員にパスを発行・発送すると事務量が膨大になり発送コストもかかることから、希望者に申請してもらう形をとる。免許証程度の大きさの紙に氏名などを記載しラミネート加工する。
不正利用防止について、濵田一多朗市長公室長は「性善説的にならざるを得ない。他人のパスを使えば、無賃乗車になる」と回答。「手間がかかっても顔写真付きのものにしては」という提案があり、「検討する」と応じた。
合わせて、規則で決めている割引料金の仕組みを条例で定め直す。身体、知的、精神の障害者手帳や被救護者割引証を持っている人、運転免許自主返納者は、付き添いの介護者や同伴者とも半額になっており、これらの人についても「無料にしては」との声が上がった。
現状、利用者の約9割が65歳以上となっており、全て無料に、という意見も出た。濵田室長が既存業者との兼ね合いで全く無料にするのは難しい」と回答したのに対し、加藤市長は前向きに検討したいとの意向を示した。
三木浦コミュニティーセンターについて、現在利用している漁村センターの西隣の4つの建物の所有者から、土地の無償譲渡の了解を得たことから、今年度に用地取得と登記を行い、来年度に設計と既存建物解体、2028年度に建設工事を行う計画が示された。現状「2階に上がるのが大変」との声が寄せられており、平屋建ての建物にするという。
