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尾鷲甘夏の新たな魅力 皮生かし羊羹 販売開始

 尾鷲甘夏の果皮を入れた「伊勢茶あまなつ羊羹(ようかん)」が25日から販売されている。県内の事業者による、甘夏のさわやかな香りとほろ苦さが際立つ〝持続可能な和スイーツ〟となっている。
 
 甘夏の果皮は、元地域おこし協力隊の日下浩辰さんが営む天満浦のAmanatsuTenmaFarm(アマナツ・テンマ・ファーム)で収穫されたもの。ジュースに加工した際、つぶして残した果皮は飼料として活用していたが、日下さんが「皮は隠れた資源で、これをなんとか活用できないか」と可能性を模索し始めた。
 
 三十三地域創生株式会社が深緑茶房(松阪市)や熊野薬草園(熊野市)、辻製油(松阪市)などの県内の業者をつなぎ、三重県の農業の活性化を目的とした「JAL(日本航空)ふるさとプロジェクト」として製品を開発した。
 
 つぶした甘夏の果皮から、果肉にふわふわとついている白い筋の中果皮をナイフで取り除いた後でペーストにして、伊勢茶の羊羹に入れ込んだ。
 
 販売に先立ち、日下さんら商品開発に関わった事業者が尾鷲市役所を訪問し、あまなつ羊羹を説明した。
 
 羊羹好きを自認する加藤千速市長が試食し「口に入れると甘夏のよい香りがものすごい広がる。かめばかむほどお茶とも合う。おいしい」と味に太鼓判を押し、「おいしい果物はまちを活性化させ、尾鷲には尾鷲甘夏がある。甘夏ジュースからさらに加工を進めて、多方面と連携しながら商品化し、マーケットに通用させていくことが絶対に必要。すばらしい商品をつくってくださって感謝している」と述べた。
 
 日下さんは「皮には有効成分がたくさん含まれており、この宝物をなんとか生かせないか、とずっと考えてきた。これを先行事例として、いろんな商品開発に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
 
 伊勢茶あまなつ羊羹は25日(土)から限定で販売開始。深緑茶房の店頭や通販で販売するほか、ヴィソン多気やアクアイグニス片岡温泉、東京の三重テラスで買うことができる。

      4月24日の記事

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