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「緊急銃猟」想定し訓練 東牟婁振興局で初の試み 関係機関の連携も確認

 新宮市と県東牟婁振興局は17日、同振興局会議室で、市内でツキノワグマが出没した想定での机上訓練を実施した。猟友会東牟婁支部新宮分会をはじめ、新宮署、自治体など関係機関から21人が参加し、昨年9月に施行された「緊急銃猟」制度に関して理解を深めた。新宮・東牟婁管内での訓練は初めて。
 
 緊急銃猟は、各市町村長の判断で、地域住民に流れ弾が当たる可能性がないなど一定の条件下で銃猟を許可する制度。訓練は、熊野川中学校で午前9時、体長1メートルのツキノワグマが出没し、校内のごみ置き場をあさっていると市農林水産課に通報があり、同制度を適用すると判断した想定で行った。クマが三津野橋下の赤木川河川敷に移動したと仮定し、市職員は生徒を屋内に避難させるよう指示するとともに、現場と位置情報を共有し、猟友会員2人と相談のうえ、発砲場所を決めた。新宮署に交通規制を依頼する練習も行い、有事の際の役割分担を確認した。

 訓練後、鈴木啓司会長は「最低5人の猟友会員が必要だろう。もし市街地にクマが出没したら、現場にすぐ出向くつもりだ」と述べた。

 県によると、管内では今年度2月末までで新宮市で3件、北山村で1件の目撃情報が寄せられた。県全体では98件だが、昨年度は3月分を含め180件を数えた。山林にハチミツを仕掛けてクマをおびき寄せ、個体を撮影する調査を実施した結果、紀伊半島全体で467頭の生息を確認した。一方で、制度の施行後も緊急銃猟は行われていない。城弘樹・市建設農林部長は「住民の安全安心のため、迅速に、的確な対応をしなければならない。実践的な訓練で、対応を確認できれば」と述べた。

 全国では、1月末までに昨年度の2倍以上に相当する4万9916件の出没が確認されており、うち1万2214頭が捕獲された。11人が襲われて死亡しており、昨年度の3人から大幅に増加した。県は市街地にクマが下りてくる可能性を考慮し、今年度中、各地で同様の訓練をこれまで3回実施した。

      3月17日の記事

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