新宮地方交通指導員連絡協議会(清岡幸子会長)の令和7年度表彰式・研修会が2月27日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局で開かれた。新宮市から串本町までの交通指導員約20人が出席。交通安全の推進に尽力した指導員2人を会長表彰でたたえ、研修会では新宮署員による自転車の改正道交法についての講話などがあった。
清岡会長はあいさつで、今年度に新宮署官内で死亡事故が5件発生したことに触れ、「より安全で安心な社会のため、交通安全の啓発活動に精いっぱい取り組んでいきたい」と語り、引き続き協力を呼び掛けた。
来賓の交通事故をなくする県民運動東牟婁地区推進協議会の今井善人会長(=東牟婁振興局長)が、指導員の日々の献身的な活動について、「地域住民や子どもたちにとっての大きな支えであり安心。地域の支え合いが確保されてこそ、年齢や障がいの有無に関わらず、住み慣れた地域で自分らしい生活を送ることができる」と感謝を伝えた。
県交通安全協会新宮支部の田中肇支部長は「交通事故のさらなる減少を目指して、交通安全思想の普及・高揚を図り、安全で安心な車社会の実現のための広報啓発活動を続けていく。今後とも協力をお願いしたい」と述べた。
新宮市交通指導員の大前壽助さんが代表して決起宣言。安全で快適な交通社会確立に向けて
- 子どもをはじめとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実施
- 歩行者優先意識の徹底と、ながら運転などの根絶やシートベルト、チャイルドシートの適切な使用の促進
- 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの厳守の徹底
- 飲酒運転の根絶
—を強力に推進することを誓った。
自転車「青切符制度」も学ぶ
研修会では、新宮署交通課の丸山誠課長が講話。4月1日から道路交通法改正により、自転車の交通違反に交通反則制度(青切符)が導入されることついて詳細を説明した。
自転車は身近な乗り物だが、関連する交通事故が全国的に増加する中、取り締まり強化により交通違反の検挙件数も年々増加している。これまでは事故につながる悪質・危険な違反は、刑事手続きとなる赤切符の対象としていたが、今回の法改正では16歳以上を対象に自動車と同様に青切符を導入し、反則金を科すことになる。
警察官が自転車の交通違反を認知した場合、これまで通り基本的には指導警告を行う。ただし、違反が交通事故の原因となるような悪質・危険な違反であった時に検挙する。スマホなどのながら運転や信号無視、2人乗りなど113種類の違反行為が対象。丸山課長は「今回の法改正は非常に重いと感じる。家庭や近所の方などに、ルールをきっちり守ることを伝えてほしい」と呼び掛けた。
昼食後は、手話についての講話があった。
表彰を受けたのは次の皆さん。敬称略。
中地 均(那智勝浦町)
松下 健生 (古座川町)
