少年サッカー大会の取材でゴールを目指す選手たちの姿をカメラで追った。ゴールラインの外側から得点シーンを狙っていると、強烈なロングシュートがゴールポストをたたいた。惜しくもボールは外側に弾かれたが、観客席からも「おー」とどよめきが起こった。
日本サッカー協会がU−12(12歳以下)の試合で8人制を導入以降、現在の少年サッカーの試合では8人制が浸透している。当方が小学生のころは11人だったため、左・中・右とそれぞれ与えられたポジションの中での動きにとどまっていた。自分の実力のなさと、サッカーを熟知していなかったためだが、反対のサイドにボールがある時は”遊んでいた”。
8人制の今では、遊んでいる暇などない。ボールを持っていない選手も常に動き、スペースを生かした攻撃を仕掛ける。この日の試合でも攻守の切り替えが早く、自陣からあっという間にパスをつないで相手ゴール前でチャンスを迎えるというシーンが何度も見られた。子どもたちのサッカーを好きな気持ちは昔も今も変わらないが、戦術理解ははるかに今の方が進んでいる。
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