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次期10年の指針策定へ アクションプログラム4を検討

熊野古道の保全と活用
 
 熊野古道アクションプログラムの改定に係る第3回検討会議が2日、県尾鷲庁舎で行われた。熊野古道伊勢路の各峠などの保全団体の代表や沿線自治体の教育委員会担当者らが「アクションプログラム4」の最終案について検討した。
 
 同ブログラムは、熊野古道に関わる人および関心を寄せる人が、熊野古道の保全と活用のために自発的に活動するための指針。平成15年3月に最初の指針を取りまとめ、適宜改定を行っている。現行の「アクションプログラム3追記編」の期間が本年度末までになっていることから、昨年秋から見直しを進めている。
 
 期間は2026年度から10年間で、計画の位置付けなどのほか、10年度までの前半5年間の具体的な取り組み方針を示している。
 
 追記編からの主な変更点は、時間の経過に伴うもの。10年後の目指す姿「現代の巡礼道」や、「『歩き旅』を象徴的なイメージとしながら、さまざまな人々が伊勢路を訪れ、それが地域の活力になっている」という見通しは現行計画を引き継いでいる。
 
 「守り伝える」ことに関しては、2004年の世界遺産登録から20年以上が経過し、保全団体のメンバーの高齢化が課題となっている。計画では、世界遺産登録25周年を迎える2029年度までに、伊勢路全域で持続的な保全の仕組みが構築されていることを目指すことを盛り込んでいる。
 
 知識・理解の向上の項目では「世界遺産登録では、熊野古道が自然と人との深い関わりの中で形成されたすぐれた文化的景観を持ち、現在まで良好な形で伝えられていることが評価されました。この世界的な遺産を将来にわたって守り伝えていく必要があります」との文言や、世界遺産影響評価の仕組みが作られたことを踏まえ「世界遺産に影響を与える事業計画を補足した場合は、世界遺産に関わる多様な主体が中心となり、その影響を軽減するよう事業者に対して求めるなど、さらなる文化的景観の保全に努めます」という文言などを加えている。
 
 意見交換では「神々の里と呼ばれるにふさわしい景観を備えている」との記載について、「神々の里という呼ばれ方はあまり聞かない。見方を決めてしまっている印象がある。間違いではないが、もう少しいい表現はないか」との声や、冊子に八鬼山の写真がないとの指摘があった。
 
 3月13日に、多くの参加者が集まる熊野古道協働会議を開き、最終案を提示してさらに意見交換して年度内に策定する予定。

      2月 4日の記事

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