尾鷲市立輪内中学校のキャリア教育が「第18回キャリア教育優良教育委員会、学校およびPTA団体等文部科学大臣表彰」で、文科大臣表彰を受賞した。全国で127校の取り組みが表彰され、三重県では輪内中のほか四日市市立中部中と、県立飯野高校が選ばれた。
同表彰は、キャリア教育の充実発展に尽力し、顕著な功績を収めた学校などをたたえるとともに、広く全国に紹介することを目的に行われている。都道府県や指定都市の教育委員会からの推薦を元に同省が受賞校を決めている。市教委によると、県教委から推薦の打診があったという。
輪内中では、尾鷲市の基幹産業である漁業、農業、林業、観光を体験・学習し、ふるさとを題材とした課題や可能性を模索することで、ふるさとを支え、ふるさとの発展に貢献できる人材を育成することを目当てに3年間を通したキャリア学習を行っている。
1年生は、林業で「尾鷲ヒノキと生物多様性のある森林再生」を、2年生は農業で「尾鷲の有機農法の獣害対策」について、3年生では持続可能な漁業の在り方を学ぶとともに、食育と関連して1年生はタイ、2年生はカツオ、3年生は市特産のブリをさばいて調理し、味わう体験に取り組んでいる。
同省が公表している取り組み紹介によると、成果について
- 尾鷲の魅力や課題を学ぶことで、尾鷲に愛着を持つ生徒が増えている
- たくさんの地域の人に関わっていただくことで、多様な考えや思いに触れるとともに、尾鷲のために頑張っている人に出会う機会となっている
- 学んだことをまとめ、成果発表することで、情報発信力や発表する力が身に付いている
—などと記している。
受賞について同校の小林信校長は「普段の、代々輪内中が培ってきた、特色ある学校づくりの取り組みが認められたのはありがたい。子どもの活躍、よい学校づくりに頑張っている教職員の活躍を認めてもらった」と話した。
表彰式は19日に同省で行われる「令和7年度キャリア教育推進連携シンポジウム」に合わせて実施され、小林校長が出席することにしている。
