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最新機器に興味深々 尾鷲高校で児童らものづくり体験

 三重県立尾鷲高校は24日、「クリスマスものづくりフェス」を行った。小学生らが今年導入されたUVプリンタとレーザー加工機を使い、キーホルダーやプラスチック製のジグソーパズルなどを作った。

 同校システム工学科が本年度、文部科学省の「DXハイスクール」に指定されたことを受けて7月にUVプリンタ、レーザー加工機を導入したことから初めて実施した。
 
 UVプリンタは紫外線を照射することで瞬時に硬化する特殊なインクを使い、さまざまな素材に直接印刷ができるデジタルプリンタ。自分の写真や人気キャラクターなど子どもたちが事前に提出した画像を使い、厚さ3ミリのプラスチック板に画像を印字。その後、レーザー加工機で、希望の形に切り取ったり、20ピースのパズルにしたりした。
 
 機械は同学科の堀信也さんが操作。子どもたちはノートパソコンからの指令で機器が動く様子を熱心に眺めていた。
 
 キーホルダーを作った野中麻央さん(尾鷲小5)は「(加工機がプラスチック板を)きれいに切り取るのがすごいと思った。またやってみたい」と感想。石倉悠太君(尾鷲小6)は「目の前でパズルを作るのを見られてよかった。機械に興味が出た。自分で使ってみたい」と話していた。
 
 塚幸誠教頭は「こんなことをやっているという、システム工学科の学びを知ってもらうよい機会になった。興味を持ってもらい、多くの生徒が尾鷲高校に来てくれるとうれしい。また実施したい。生徒が子どもを指導する形でできればいい」と話していた。
 

      12月27日の記事

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