政府は、食料品高騰対策として「お米券」を配る計画。鈴木憲和農林水産大臣は先月28日、「お米券」で買える商品の範囲を民間にゆだねる考えを示したという。
今年収穫した米が出回っても米価は高いまま。先々週の小売価格は調査開始以来最高値だったという。コンビニなどのおにぎりも2年前は税抜き100円だった品物が、今は160円近くになっている。
一人暮らしで帰宅時間もばらばらなので、家ではもっぱらパックご飯に頼り、家で米を炊くことはない。基本的に米が大好きだが、お米券をもらっても持て余す。「それなら、流通レベルで米の価格をさげてくれ」と思う。
県内でも伊勢市や松阪市周辺に行くと、見渡すかぎりの田んぼという場所がある。一方、東紀州では丸山千枚田に代表されるような、田んぼも狭く一人の生産者の耕作面積も狭いという状況がある。
農業だけで考えればコスト重視になるのは必然だが、国土保全や里山の景観維持などの面では、小規模生産者が暮せる方策が必要。国レベルで対応が求められる。
(M)
