新宮市立城南中学校は4日、王子ヶ浜、レクリエーションの森を対象に「2025年(令和7年)度城南校区クリーン作戦」を実施した。清掃活動には同校全校生徒157人と市立王子ヶ浜小学校の5、6年生の児童90人、市教育委員会や市社会福祉協議会、蓬莱・王子公民館、地域住民などが参加。約350人が協力し、浜などを美しくした。
学校と家庭、地域が連携して、子どもたちの豊かな育ちや学びを支える活動の一環として、中学生が小学生とともに城南中学校区の清掃作業を行うことが目的で、今回17回目の開催となる。
開会式は同市総合体育館(大浜体育館)実施。はじめにクリーン作戦副実行委員長で、城南中生徒会環境・園芸委員長の岡菜々子さん(3年)があいさつ。「今日はクリーン作戦です。寒くてしんどいかもしれませんが、美しい街、美しい心を目標にして積極的にごみを拾いましょう」と伝えた。
児童生徒は10班に分かれ、王子ヶ浜や堤防、レクリエーションの森内に落ちているごみや松の葉、流木などをみんなで協力し、交流を深めながら拾い集めた。集めたごみは清掃員の指示に従って分別を行った。
クリーン作戦実行委員長で、城南中生徒会環境・園芸副委員長の大矢葉奈さん(3年)は「どのグループも一生懸命に取り組んでくれたおかげで、松林と海岸がきれいになりました。このクリーン作戦のように、自分たちの住む街の環境を守ることはとても大切です。普段からそのことを意識して生活していきましょう」と伝えた。
城南校区共育コーディネーターの大石熊野(ゆうや)さんは「今日は今年一番の寒さの中で本当にお疲れ様でした。クリーン作戦は2009年から始まり、美しい街、美しい心をスローガンにやってきました。来年もう一度あると思います。また頑張りましょう」とあいさつした。
