三重県教職員組合東紀州支部による「第78回紀南児童生徒図画習字作品展」が22日、紀宝町大里の田代体育館で始まった。23日(日)は午前10時から午後3時まで。
南牟婁郡(紀宝町・御浜町)と熊野市のすべての小中学校が参加している作品展。「子ども一人一人の個性やその作品に込められた思いを大切にする」を基本の考えとして、77年間変わらぬ姿勢で続けている。
今年度は図画782点、習字675点の計1457点を展示。扱っている題材や表現の仕方など、学校や学年ごとに違いが見られ、子どもらしい自由な表現から、少し成長した段階の鋭い観察力と描写の技術力を合わせた作品まで、幅広く楽しむことができる。
主催者は「出品した児童生徒、保護者だけではなく、地域の方も毎年楽しみにして来てくださっています。児童生徒にとっても、他の学校の子どもたちの絵や習字を見る機会で、さらなる創作意欲への刺激にもなっています」と話していた。
