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不連続線「他人にお願いする技術」

 人工知能(生成AI)を上手に利用できることが、これからの人材に求められていると言われる。狙い通りのものがAIから出力されるようにはどうすればいいか。そのうち、学校教育でもそのような学習が広く行われるようになるだろう。

 「プロンプト」と呼ばれる指示を上手に示せるかどうかが、AIを使いこなせるかの鍵になっている。一方で、だいたいを出力してもらい自分で仕上げるという考え方もある。「適切なプロンプトを書き出すぐらいなら自分でやった方が早い」という人もいるだろう。考えていることを言語化するのはそれだけ難しい。

 加藤千速市長の懇談会で、「人にお願いごとをするのは、人工知能に指示を出すのに似ている」と感じる場面があった。「指示を出す能力」という捉え方をすれば、それが人間相手でも機械相手でも重要性は変わらない。

 特にビジネスの世界では、適切かつ具体的な指示が望まれる。学校でのAI教育には円滑に話を進める能力をつけるという視点を持ってもらいたい。

(M)

      11月22日の記事

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