先日信号待ちをしていたところ、ネコが交差点を斜めに横切るのが見えた。青になったので左折しようとしたが、目の前を渡る親ネコの後に子ネコが2匹、ピョコピョコついていく。幼すぎるのか、車のことなどまったく気にもしていない様子。無事に歩行者(ネコ)が渡り終えるのを確認してから、ゆっくり曲がった。
先に横断し終えていた母親ネコはヒヤヒヤしただろう。しかし自分が率先して信号無視したのだから、子どもたちを怒るに怒れないだろう、などと想像してほっこりした。
ネコに交通ルールを守ることを強要するのは無茶な話だが、人間は道路を利用する以上、みんながルールやマナーを守らなければならない。最近は日が短くなり、車の往来が増える時間帯が夕暮れや夜に重なっている。年末にかけてあわただしくなってくるシーズンでもある。ドライバーはネコの横断をのんびり待てるぐらいの心の余裕を持って運転し、歩行者や自転車も自分の姿が見えにくいことを自覚し、お互いに交通安全意識を高めて事故防止を目指したい。
【織】
