水彩画家としても知られる俳優・榎木孝明さんが、熊野古道「中辺路」などの風景を描いた水彩画展「世界遺産 熊野高野を描く」が24日(月・振替休日)まで、田辺市本宮町、世界遺産熊野本宮館の北棟展示ホールで開催されている。入場無料。開館は午前9時~午後5時。
同館が田辺市20周年と熊野本宮大社大鳥居建立25周年を記念して企画した。安井健太館長が昨年、熊野古道を歩いて絵を描く旅をしていた榎木さんのテレビ番組を見て、個展ができないかと相談を持ち掛けたところ、榎木さんは「熊野で作品展ができるのはありがたいこと」と快く引き受け、実現した。
作品は熊野18点、高野12点の計30点。2003~24年にかけて数回にわたり当地を訪れ、熊野三山や古道沿いの名所などを描いたものが並んでいる。榎木さんがスケッチする様子を写した写真や、熊野古道への思いを寄せた榎木さんのメッセージも展示している。
安井館長は「熊野古道の旅の始まりや終わりに立ち寄っていただき、素晴らしい作品をご覧いただければ」と来場を呼び掛けている。
