クマの出没が全国的に問題になっている。地方だけでなく、東京都内でも多摩地域でもクマが出没しているという。けが人が多数出ている秋田県では、自衛隊にクマ対策支援を要請。箱わな設置などへの協力が始まっている。
三重県は18日まで、ツキノワグマ管理計画の中間案への意見を募集している。紀伊半島のツキノワグマは「絶滅のおそれのある地域個体群」と位置づけられており、現状ではめったなことでは殺処分ができない。出没増加の背景に、個体数が増加していることがあるとみられており、同計画では、上限を決めた上で「問題個体」の駆除も是認する方針。
自衛隊の話に戻るが、武器は使えないということで、直接、駆除を担当することはないという。とはいえ、正直なところ「自衛隊の武器でクマを撃って」とお願いしたいところだろう。
サルやイノシシは「栄養状態がよくなり個体数が増えやすくなっている」という話を以前に聞いた。クマも同じ状態かもしれない。抜本的な対応を考える必要がある。
(M)
